チューダーがF1レーシングチームのビザ・キャッシュアップRBのスポンサーになると発表。

本日、またしてもネット上にビザ・キャッシュアップのドライバーであるダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)氏が、手首に奇妙な時計をつけてポーズをとっている一連のオフィシャル写真が公開された。一見すると、スタンダードなチューダー ブラックベイ セラミックを身につけているように見える。2021年に発売されたこのモデルはチューダーがケース素材として初めてセラミックを採用し、METAS認定のムーブメント製造を行ったことを象徴したものだ。これはある意味ではその時計に該当した。

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スタンダードなブラックベイ セラミックと一緒に写るリカルド氏。Image: Red Bull Content Pool

同じ写真で、リカルド氏はふたつの時計をしていた。ひとつは前述したスタンダードなブラックベイ セラミックで、もうひとつはそう、今日まで見たことのないダイヤルが付いた時計だった。これらの画像をよく見ると、リカルド氏がブラックベイ セラミックを着用していることがわかるが、文字盤のブルーが印象的で、画像を縮小していてもその青が映える。もちろん拡大して見てみた。

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そして、新しいビザ ブルーを持つチューダー ブラックベイ セラミック。Image: Red Bull Content Pool

少し調べてから、業界の友人に話を聞いたところ、これがチームウォッチであることは明らかなようだ。ビザ・キャッシュアップRBチームのために、特別に製造されたように見える新しいF1ウォッチで、ダイヤルは“ビザブルー”(だからこの特別な色合い)だと考えている。先日紹介したジュネーブ・セルヴェットホッケーチームのブラックベイ クロノのようなギフトウォッチではない。これはチームで活躍するメンバーのための時計であり、今後チームメンバーの手首に装着されることだろう。

そして、それがブラックベイ セラミックであることは理にかなっている。伝統を重んじるブラックベイシリーズで知られるチューダーは今回のスポンサー契約に伴うフロントモデルとして、このようなモデルを望んでいる。METAS認定のムーブメント、セラミックによる先進的な素材が挙げられる。すべてを備えており、これが今後のパートナーシップの代表的なモデルになると思う。

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ジュネーブ・セルヴェットのブラックベイ クロノ。

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ペラゴス FXD アリンギモデル。

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チューダー ブラックベイ セラミックの裏蓋。

正直に言うと、私は本当にこの作品を気に入っている。ブルーダイヤルは、製造中止になったスタンダードなブラックベイのブルーダイヤルを思い出させる。少なくとも写真を見る限りでは、サンレイ仕上げではなく、豊かなフラットブルーのように見え、この時計全体の造形美にマッチしている。サーキットでこれを見つけるのを楽しみにしている。また、できれば今年中に実際に見てみたいと思う。

ブラックアウトウォッチの巨匠であるブレモンが、バンフォードとのコラボレーションモデル、オーロラを発表した。

これはS502 スーパーマリン“ジェット”の新しいバージョンだ。ブラックのステンレススティール製の超強靭かつ超防水のケースを持ち、ネオングリーンの大胆でポップなカラーリングと、サンドイッチスタイルのカリフォルニアダイヤルでアレンジを加えている。今回、プロトタイプを実際に手にした。最終製品には微調整が加えられているかもしれないが、これが私たちの手にしたものだ。

ベースとなるのは、同じ43mm×16.5mmという(超)厚みのあるケース。2時位置のリューズはねじ込み式で、傾斜したリューズガード、500m防水、オートヘリウムエスケープバルブ、“コーラー”式の独立GMT針を備えている。内部には、改良されたCal.11 1/2”’ BE-932AV(ETA 2893-2ベース)を収め、ハック機能と約50時間のパワーリザーブを備える。しかし視覚的な観点から見ると、この時計はブレモンが過去のジェットブラックモデルに用いた“タクティカル”という表現とは大きく異なっている。

日付窓が消えた。その代わりに明るいネオングリーンのスーパールミノバサンドイッチダイヤルが用意され、そのグリーンの夜光を浮かび上がらせるように、マットブラック上層をカットアウトした外側には、盛り上がったポリッシュ仕上げの囲いがある。なおカリフォルニアダイヤルを知らない人のために説明すると、ダイヤル上部がローマ数字、下部がアラビア数字インデックスのことを指す。バトン針、GMTの先端、秒針(アビエーションをイメージしたストライプの先端)はすべてグリーンで統一され、GMTベゼルにもグリーンの夜光を施している。これがタクティカルである可能性はもうないが、印象的であることは確かだ。

S502にはもうひとつ特徴がある。ダイヤル6時位置にある“LONDON”という文字が、グリーンダイヤルではいつも以上に目立っていて、カリフォルニアダイヤルにしては妙な印象を受ける。世界限定500本で、ブレモンの販売店およびバンフォードの両方にて本日、5450ドル(日本円で約81万9000円)で提供される。

我々の考え
この時計にはグリーンの夜光が付いていると言っただろうか? 言った? 言っていないかったら失礼した。でも、この新型スーパーマリンが暗闇でどれほど素晴らしい光を放つかを見て欲しい。

そう、S502は16.5mmとやはり分厚い。これは最近、時計をつけて“厚すぎるのでは?”と思った数少ない1例だった。利用価値は変動する可能性がある。少なくとも500mの防水性とオートヘリウムエスケープバルブは無駄にはならない。しかし、ETAベースのキャリバーにはまだ多くの不満があり、私はブレモンがこれらの時計を“フライヤー”または“真の”GMTにアップデートするのを待つことができない(特に価格から考えると)。多くの人はダイヤルの日付窓を外すことに賛成するだろうし、確かにダイヤルをすっきりさせるものだが、このようなトラベルウォッチで日付窓をいらないと思う人はいないのではないだろうか。

時計のほかの部分は魅力的だ。私はサンドイッチダイヤルが大好きだ。文字盤を間近で見て、その奥行きを見ることができてとても楽しかった。残りの仕上げは通常のブレモンの水準に達しているが、正直に言おう、この時計は“雰囲気”がすべてなのだ。またダイビングでどれだけカッコよく見えるか、見てみたいという気持ちも少なからずある。下の画像を見て、コメントで意見を教えて欲しい。

基本情報
ブランド: ブレモン×バンフォード(Bremont x Bamford)
モデル名: オーロラ スーパーマリン(Aurora Supermarine)
型番: S502

直径: 43mm
厚さ: 16.5mm
ラグからラグまで: 51mm
ケース素材: ジェットブラックのステンレススティール
文字盤: マットブラックのサンドイッチスタイル
インデックス: カリフォルニア
夜光: グリーンのスーパールミノバを埋め込んだ夜光サンドイッチスタイル
防水性能: 500m
ストラップ/ブレスレット: ブラックのヌバックレザーにグリーンのステッチ(ラグ幅22mm)、漆黒のピンバックル

Bremont x Bamford Supermarine
ムーブメント情報
キャリバー: 改良Cal.11 1/2”BE-932AV(ETA 2893-2ベース)
機能: 時・分・センターセコンド(ハック機能)、GMT(独立)
パワーリザーブ: 約50時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 25
クロノメーター: ISO3159規格に準拠
追加情報: グリュシデュール製テンプ、アナクロンヒゲゼンマイ、ニヴァフレックス製主ゼンマイ、ドーム型反射防止サファイアクリスタル

価格 & 発売時期
価格: 5450ドル(日本円で約81万9000円)
発売時期: すぐに
限定: あり、世界限定500本

この時計は、英国元首相の時計遍歴に新たな1ページを刻むものだ。

ウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)は時計を愛する人物だった。カブ(Turnip)という愛称で親しまれたお気に入りのブレゲの懐中時計をはじめとし、私たちはチャーチルの愛用品の数々を目にしてきたので、そのことをよく知っている。またチャーチルとロレックスの創業者ハンス・ウィルスドルフ(Hans Wilsdorf)とのあいだで交わされた、手首のサイズやエングレービングについて記された書簡も見たことがある。のちにウィンストン・チャーチルは、ロレックスによる10万本目のクロノメーターとして、彼の家紋が入ったゴールドのデイトジャストをウィルスドルフ本人から贈られている。

ウィンストン・チャーチル卿は1946年夏、ヴォー州からこの金のレマニアを贈られた。

今週、彼のコレクションにあった時計がまたひとつ判明した。18Kイエローゴールドのレマニア クロノグラフで、これもまたヴォー州から贈られたものである。しかも、この時計はデイトジャストよりも以前のモデルなのだ。この時計はある個人が入手したもので、4月25日にロンドンで開催されるサザビーズの時計オークション、そのロット160として登場する。なお、この時計が特別な理由はいくつかある。

裏蓋の刻印は、これがウィンストン・チャーチルに贈られたものであることを示している。

まず時計全体がゴールドだ。ケースから針、インデックス、そして文字盤にいたるまで、すべてに金メッキが施されている。ほとんどのレマニア クロノグラフが(ほかのメーカーにも供給しているエボーシュムーブメントを搭載しない場合)ステンレススティール製であったのに対して、これは極めてイエロー(ゴールド)が際立つレマニアとなっている。この時計はその点において、まったくの正反対だ。また、プッシャーのひとつが取り替えられていて、しかもその出来があまりいいものでないため、残念ながらこの時計の視覚的なバランスが少し崩れてしまっていることに注意して欲しい。写真でわかるだろうか?

第2に、定評あるクロノグラフムーブメントを搭載している。Cal.CH27-C12は1940年代初頭にオメガと共同開発した手巻きクロノグラフで、オメガはこれをCal.321と呼んでいる。Cal.CH27-C12と聞いてもピンとこない人も多いかもしれない。だがCal.321なら多分聞き覚えがあるはずだ。このムーブメントは数々の時計に使われ、そのなかでも特に月へ旅立ったスピードマスターに搭載されたことで知られている。

この時計はさまざまな意味でユニークだ。18Kイエローゴールドにサーモンの文字盤というのは、当時のレマニアにはあまり見られなかった。

そして最後に、この時計はレマニアの本社兼ファクトリーがあったヴォー州から直々に贈呈されたものである(このファクトリーは1990年代にブレゲに吸収され、今日に至るまで、スウォッチ グループはこの建物を自社の時計製造に使用している)。チャーチルがこの時計を受け取ったのは妻クレメンタインとスイスで休暇を過ごしていたときで、チューリッヒ大学での演説でヨーロッパ統一についてのヴィジョンを語る直前のことだった。

時計の直径は36mmだ。

この時系列を鑑みてか、サザビーズはこの時計がチャーチルが描いた“ヨーロッパの平和と統一”の象徴であると主張している。しかし、この主張については慎重に考える必要がある。というのも、チャーチルがヴォー州を訪れた際に演説を書いたという証拠も、スイスでの体験が演説のインスピレーションになったという証拠も、演説の際に時計を身につけていたという証拠もないからである。いずれにせよこの時計の真の価値は、その象徴性ではなく、その唯一性と出所の確かさにある。

かの有名な“V”サインをするウィンストン・チャーチル。(写真は帝国戦争博物館所蔵)

サザビーズは、この時計の想定落札価格を1万5000ポンドから2万5000ポンド(掲載時点で約1万9000ドルから3万2000ドル、当時のレートで約270万円から約460万円)と見積もっている。このロットは時計愛好家というよりも、ウィンストン・チャーチルの遺品を収集しているコレクターに喜ばれるのではないだろうか。前者の時計愛好家であれば、この時計のコンディション(ケース上部のプッシャー付近に激しい打痕があり、文字盤の4時と5時のあいだに剥離が見られる)を差し引いても、自分の時計コレクションに加えるべき貴重な1本を手に入れたいと思うに違いない。

ブライトリング エアロスペース B70 オービターと名付けられたこの新作は、

ブライトリングは創業140周年を迎える。それを祝うパーティは、特殊で多才なエアロスペースファミリーのちょっと意外な発表で幕を開ける。エアロスペース B70 オービターと名付けられたこの新作は、1999年3月21日にエジプトに着陸した、世界初の無着陸気球飛行の成功から25周年を記念してつくられたもので、ダブルアニバーサリーとして発表された。オービター3のカプセルの塗装をほうふつとさせるオレンジの文字盤を持つこのエアロスペースは、オリジナルの気球の一部を時計の裏蓋に組み込んだ、さらに1歩進んだものとなっている。

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 エアロスペース エヴォの現行世代に続くエアロスペース B70 オービターエディションは、43mmのチタンケースを備え、チタンブレスレットまたはラバーストラップから選ぶことができる。本物の気球の一部を使用したサファイア製シースルーバックのためか、エアロスペース B70 オービターの厚さは12.95mmと、スタンダードなエアロスペース エヴォ E79363世代の厚さ10.8mmと比較しても厚めである。

 エアロスペースをベースにしたB70 オービターは、アナデジレイアウトを採用し、日付やセカンドタイムゾーンからフライバッククロノグラフ、タイマー、アラームまで、さまざまな機能を備えている。これらの機能はすべて文字盤に組み込まれたふたつのネガ型液晶ディスプレイによって調整され、鮮やかなオレンジのグラデーション部分には、ブライトリングがメインスポンサーを務めたオービター3ミッションのロゴがあしらわれている。

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 このエアロスペースの多機能性は、エアロスペースシリーズに新たに加わった、温度補正機能付きの高精度スーパークォーツ™ムーブメント、ブライトリングB70から派生している(現行世代はB79のスーパークォーツ™を搭載)。COSC認定を取得したB70は、バックライトが省略された可能性と(記載されているスペック以外については未確認)、クロノグラフを最大100時間まで動作できる点を除けば(B79は48時間)、B79とほぼ同じのように見える。機能以外にB70におけるその他の変更点は、ケースサイドにふたつのプッシャーが搭載されたことである。私はこの新モデルを実際に触ってはないが、これはデジタル機能の操作や時計の設定をひとつのリューズで行っていたエアロスペースの過去のモデルとは大きく異なる点である。

 エアロスペース B70 オービターは、裏蓋に使用されるオービター3の実際の気球部品が入手可能であるだけで、特にナンバリングや生産の制限はされない。気になる小売価格は、ラバーストラップが61万6000円、チタンブレスレットが64万3500円(ともに税込)となっている。

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サファイア製シースルーバックからは、オービター3で実際に使用された気球の一部を見ることができる。

我々の考え
僕はアナデジウォッチが大好きで、特に初期のエアロスペースには本当に心を打たれる。これはまさに現代的なツールウォッチで、機能よりもフォルムを重視する考え方と、ディスプレイ(最低限のバックライト付き)が暗視ゴーグルに対応しているというような細かい要素がミックスされているところが気に入っている。以前グレーのエアロスペース E56062モデルを愛用していたのだが、売却したことを完全に後悔している。ほぼ確実に、将来また別のエアロスペースを手に入れるだろう。

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 この特別なニューエディションに焦点を当てよう。オレンジの文字盤と特別なバルーンケースバックは確かにクールだが、アナデジブライトリングのファンも、昔ながらのHODINKEEの読者も、これが最初のオービター3をテーマにしたブライトリングではないことを覚えているはずだ。2000年にブライトリングは、当時最新モデルだったエマージェンシーにて、オービター3のロゴをあしらったブルーのダイヤルの1999本限定モデル、エマージェンシー オービター3を発表した。僕の親友であるジェイソン・ヒートンはHODINKEEで、2016年11月に素敵なIn-Depthを寄稿している。ぜひこちらをご覧いただきたい。

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オービター3のベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏は、1999年に世界1周を成功させた際、オレンジダイヤルのブライトリング エマージェンシーを着用してカプセル内に入った。

 2000年当時、エマージェンシーが選ばれたのは、オービター3の乗組員であるベルトラン・ピカール氏とブライアン・ジョーンズ(Brian Jones)氏が気球に乗って世界1周をした際に着用していたからである。ミッションの困難さと救助の必要性を考えると、当時はエマージェンシーが賢明な選択肢だったのだ。残念ながら、エマージェンシーは10年以上前に製造中止になったため、現在は製造されていない。現行のブライトリングのカタログのなかでは、このように25周年記念モデルはエマージェンシーの兄弟機であるエアロスペースに譲られたのだ。

 そのような現代的な文脈のなかで、エアロスペースはオレンジ色の美しい文字盤を手に入れ、スペシャルエディションが生まれた(オリジナルの気球の1部とともに)。43mmというサイズは、現代の好みからすると少し大きいが、実際にはオリジナルのオービター3 エマージェンシーよりも大きくない(標準的なケース寸法では)。チタンがかなりの助けになることを期待しているが、この新しいエアロスペース B70 オービターを所有したいと思っているブライトリングの顧客にとっては、サイズが最初の懸念事項ではないとも予想している。これはニッチな市場のなかでもニッチなものなのだ。

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世界1周約4万5633km、20日間の旅を終え、1999年3月21日にエジプトに着陸したオービター3。

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 エアロスペースの現行モデルが近いうちに、リファレンスが最新のものに置き換わるという噂が高まっているなか、このB70を搭載したこのモデルは、過去四半世紀の特別な出来事に言及していると同時に、将来を見据えているのかもしれない。

 僕にとって大切な点がふたつある。まず、オービター3のミッションは素晴らしい物語であり、そのミッションとオリジナルの記念エマージェンシーに関するジェイソンのIn-Depth記事を読むことを強くおすすめする(便宜上、ここで再リンクさせよう)。第2に、ブライトリングが僕のお気に入りモデルであるエアロスペースにまだ終わりを告げていないことに感激している。常に革新的なエアロスペースは、ブライトリングの過去の成功と、進化し続けるブランドの未来の両方において居場所を見つけ続けているのだ。

基本情報
ブランド: ブライトリング(Breitling)
モデル名: エアロスペース B70 オービター(Aerospace B70 Orbiter)
型番: EB70101A1O1E1(ブレスレット)、EB70101A1O1S1(ラバーストラップ)

直径: 43mm
厚さ: 12.95mm
ケース素材: チタン
文字盤: オレンジグラデーション
インデックス: アプライドアラビア数字
夜光: あり、インデックスと針にスーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: チタンブレスレットまたはブラックラバー、フォールディングクラスプ付き

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ムーブメント情報
キャリバー: ブライトリングB70
機能: アナログ時・分針、デジタル秒針、日付表示、フライバッククロノグラフ、タイマー、第2時間帯表示、アラーム
直径: 34.8mm
厚さ: 5.85mm
パワーリザーブ: バッテリー寿命2年
巻き上げ方式: スーパークォーツ™
クロノメーター: あり
追加情報: 温度補正スーパークォーツ™

価格 & 発売時期
価格: ラバーストラップが61万6000円、チタンブレスレットが64万3500円(ともに税込)

グランドセイコー 新たにスプリングドライブ クロノグラフGMTが発表された。

チタン製のケースに収められた、穂高連峰に映る夏の信州の朝日をイメージした文字盤が特徴的だ。また、SBGC275の文字盤には、風景を見渡す時と同じように光とともに移ろう、最新の加工が施されている。

新開発の光学多層膜技術は、物理蒸着プロセスによってナノスケールの膜を何層にも重ね、見る角度によって異なる色合いを文字盤に与える。ここに掲載した撮り下ろし写真から、温かみのあるオレンジ色からダークレッド、そしてかなり傾けた角度でのマゼンタの輝きまで、光の加減で文字盤がさまざまに変化する様子が伝わるだろう。また、ゴールドの“GS”ロゴとシルバーの針、インデックスに施された白い夜光(ルミブライト)がアクセントとなっている。文字盤には、このケース形状のモデルにのみ使用される“獅子のたてがみ”パターンも施されている。

Grand Seiko Chronograph Red
直径44.5mm×厚さ16.8mmの高輝度チタン製ケースには同素材のブレスレットが組み合わされ、ケースの仕上げはサテン仕上げとザラツ研磨が組み合わされている。防水性能は200mで、ケースバックからは自動巻きのスプリングドライブムーブメント 9R96を鑑賞することが可能だ。精度は日差±0.5秒と相変わらず驚異的で、このムーブメントはクロノグラフ(30分積算計と12時間積算計)が作動しているあいだでも72時間のパワーリザーブを確保している。

Grand Seiko Chronograph GMT Red
このような美しい文字盤を持つSBGC275が、700本のみの限定モデルとなっているのもスペックを考えれば不思議ではない。価格は183万7000円(税込)で、すでに購入可能となっているはずだ。

我々の考え
文字盤の写真をこんなにたくさん、少なくとも意識して撮ったのは初めてかもしれない。たまにとてもシンプルな時計を撮るとき、家に帰ってから同じような写真を30枚ほど撮影していることに気がつき、自分のバラエティの乏しさにうんざりすることがある。今回のケースでは、私はわずかに異なる角度から、そしてわずかに異なる光の下で文字盤をできるだけ多く撮影した。そして、光の加減で“獅子のたてがみ”パターンがどれほど大きな変化を見せるかを説明するために、比較的色彩が安定しているケースとの色補正におそらく同じくらい時間を費やした。

Grand Seiko Chronograph GMT Red
文字盤がこのモデルの最大のセールスポイントとなっていること自体に、それほど驚きはないだろう。スプリングドライブ クロノグラフGMTのケースサイズは、率直に言って私の好みからするとあまりにも巨大でかさばってしまう。チタンのケースとブレスレットは、手首の上での重さを抑えることでその大きさのバランスを取っているものの、ブレスレット(特にエクステンション部)は少し薄めに感じられ、私がグランドセイコーに期待するレベルには達していない。しかし、それが多くのグランドセイコーファンにとって大きな問題になるとは思わない。彼らはブレスレットのデザインやテーパーについてのフィードバックに目を光らせているのだろうから、きっと今後もこのことが問題視されることはないだろう。もちろん、ポジティブな点もある。卓越したスペックを誇るCal.9R96と魅力的なカラーシフトを見せる文字盤は、買い手の興味を引き、よりじっくりとSBGC275を鑑賞したくなる十分な理由になるだろうと思う。

Grand Seiko Chronograph GMT Red
基本情報
ブランド: グランドセイコー(Grand Seiko)
モデル名: SBGC275

直径: 44.5mm
厚さ: 16.8mm
ケース素材: 高輝度チタン
文字盤色: 光学多層膜技術により獅子のたてがみパターンを施したレッドダイヤルがさまざまに変色する
インデックス: アプライドアワー、プリントミニッツ、GMTベゼル
夜光: 時分針、インデックス、24時間ベゼルにルミブライトを使用
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: 高輝度チタン

Grand Seiko Chronograph GMT Red
ムーブメント情報
キャリバー: 9R96
機能: 時・分・秒表示、時針単独調整機能付き(フライヤー)GMT、30分積算計および12時間積算計付きコラムホイールクロノグラフ、ランニングセコンド
パワーリザーブ: 72時間(クロノグラフ作動中も維持)
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万2768Hz
石数: 50
クロノメーター認定: ±0.5秒/日(GSS規格)

価格 & 発売時期
価格: 183万7000円(税込)
発売時期: 販売中
限定: 700本限定